昨日、今日と沢山の方に、トランスレーショナルリサーチに関するインタビューしました。
簡単にご紹介すると
・かつては大学の先生→現会社経営者のスティーブ(コンピュータサイエンティスト)
・企業でSlicerを利用したオープンソースソフトウェアの開発をしているステファン
・GEで長年CT、MRIの開発をしていたモーリー(複数のベンチャー企業の経営者)
・同じくGEで長年医療用ソフトウェアの開発をしているビル(医学、ビジュアライズで23の特許を保有)
簡潔に書きましたが、一人一人が超一流の開発者、リサーチャーです。彼等の話はこれから少しずつ詳細をご紹介致します。
インタビューの内容は、これからスクリプト分析をして構造分析を行います。詳細な分析・考察ではなく、インタビューをしてみた感想や印象は、
トランスレーショナル・リサーチのポイントとして、昨日もご紹介したことですが、多くの方が
・現場での観察
・医師との対話、コミュニケーション
・医師との知識の共有
・ユーザ要求を先に見付け、それを基に技術開発すること
これらを挙げていました。
実は、ここに挙げたことは「ヒューマンセンタードデザイン」のプロセスとしてISOに規定されているものとかなり重複しています。そして以前のブログに書いたように、ユーザ要求を発見する体系的な方法がない・・・というのも、今のところは同じでした。体系的では無いけれど、エンジニアそれぞれが経験則や優れた直感などにより要求を発見しているようでした。
これをモデル化するために、今回はもう1つの質問をしています。オープンソースの利点、特長は何だと思うか?ということです。エンジニアが考えるオープンソースの利点が、何かしらトランスレーショナル・リサーチのヒントになっているのではないか。という仮説に基づく質問です。これについては以下の回答が得られました。
・ユーザの要求を直接反映するツールであること、すなわちユーザ中心設計がしやすいこと
・無料であるため、ユーザの裾野が広いこと
・企業がオープンソースのソフトウェアを開発する場合、宣伝効果が非常に高いこと
これらのデータを詳細に分析すれば、トランスレーショナル・リサーチの手法がもっとクリアになります。一体どんな秘密が隠されているのでしょうか。