前回のブログで少し触れた波多先生のiCloudカレンダー、通称「ハタカル」ですが、実はこれを共有していたのは私だけでした。
私はいつもハタカルを見て、そして多くの行動を共にしていたので、波多先生のスケジュールを知っているのが当たり前のことでした。が、他の人達はいつも波多先生を探していました。
波多先生は毎日とても忙しいです。
最後にシャドウイングした木曜日も、
(1)午前中は新しい研究プロジェクトについて、医師とミーティング
(2)車で病院外へ移動→パテントのコンサル会社へパテント申請の書類を提出
(3)Aze社へ移動して、シンポジウムに関するミーティング
途中で
「あれ?今日お昼食べたっけ?食べてないな」
などと言い出す場面もありました。
「昼を食べることを重要視していなから、時々忘れる」
そうです。重要視していない理由は
「時間がもったいないやん」
らしいです。
パテントのコンサル会社でも、何種類ものパテント申請をする波多先生に、
「彼は忙しいね」
と言われました。
余談ですが、こちらがコンサル会社です。Partners Health Careという非営利組織が運営しています。Partners Healthcareはブリガム&ウイメンズ病院とマサチューセッツ総合病院の共同出資で設立された組織で、この会社だけではなく、他にも病院の運営に携わっています。

とても忙しい波多先生を捕まえるのに、皆は一苦労しています。
こうして一日研究室に戻らない日も多々あります。もっと遠い所へ出張されている時もあります。私がシャドウイングをしていない時は、
「Nobyはどこにいるのか、知ってる?いつ戻って来るの?」
と色々な人に聞かれました。
「ちょっと待って下さい、いま確認しますので・・・」
と言いながら、私がカレンダーを開くと、皆最初はびっくりして
「え、何その便利なもの。どうやったら見られるの?」
と羨ましがられました。
そして次からは皆、波多先生の所在を確認したい時は私に
「ハタカルで確認して欲しいんだけど」
とお願いするようになります。
時々、他のPIの秘書の方にも
「Nobyはいつ戻る?」
と聞かれたりしました。
もうすぐ滞在期間が終わる今、ハタカルを見ると少ししんみりします。私が帰国してからも、ハタカルには沢山のスケジュールが詰まっていますが、私はもうシャドウイング出来ません。波多先生を探す人達に、今どこにいるのかを教えることもなくなります。