今日の朝、研究室に行くとJolesz先生がやって来ました(Jolesz先生の詳細はリンク先の記事を参照して下さい)。
「ハウアーユー?」
例のはっきりした発音でご挨拶して頂きました。
丁度、このブログを立ち上げていたので、
「先生のことを記事にしました。一番ヒット数が多かったですよ。」
と教えたところ、
「ふーん、あ、そう・・・。私のなんて、ヒット数400越えてるよ。××××って検索してみなよ」
と仰いました。Jolesz先生もブログ書いていたのか・・・と検索してみると、それは論文データベースのサイトでした。
「ほら、私の論文のヒット数、457!あんたのブログの記事より多いでしょ」
「え・・・・。何かが違うような気が・・あ、いえモゴモゴ」
Jolesz先生が何故「自分のことが書かれた記事」と「自分が書いた論文」のヒット数で戦おうとしたのかは謎です。
閑話休題。
今日は波多先生が不在だったため、研究室で何か面白いことをしている人はいないか探してみました。多くの人がクリスマス休暇に入っているので人影も疎らでしたが、昨日もブログに登場した山田篤史先生が、パソコンに向かって何かされていました。覗いてみると、文字ばかりの画面です。
山田先生曰く、手術中にCTの画像とMRIの画像を上手く重ねるためのプログラムだそうです。何故そんなことをするのかと言えば、
「僕は毎週金曜日に、肝臓と腎臓のオペに立ち合っているんです。オペはCTの画像を撮りながら、体内に器具を挿入して行うんですけど、肝臓や腎臓はCTだと腫瘍が写らないんです。MRIだと腫瘍も写るので、先に撮っておいたMRIの画像にその場で撮るCTの画像を重ねます。ただ患者さんを動かしたりすると重ねた画像がずれるので、これはそれを修正するためのプログラムです。」
山田先生も波多先生やアンドレイと同じく、手術に立ち合っている工学博士でした。
「お医者さんから色々言ってもらいますよ。アツシ良いね、とか。ちょっとだめだな、とか。」
プログラムを操作する山田先生、今日もとても楽しそうでした。
この後山田先生に見せて頂いたのが、こちらの医用画像処理用ソフトです。
「3D Slicer」というオープンソースのソフトで、無料でweb上からダウンロード出来ます。BWHも開発に関わっています。この3D Slicer、オープンソースであるため色々プラグインして機能を追加することが出来ます。山田先生も手術のために、機能を追加しているそうです。
このソフトの特長は、特定の機器で撮った画像だけを表示するのではなく、色々な機器の画像表示が可能とのこと。
こんなことも出来ます。
興味のある方は、こちらから無料でダウンロードしてみて下さい。
サンプル画像も入っているので、実際に画像を表示していじれます。
山田先生曰く、開発して現場に持って行き、現場で起きたことを反映してまた開発するというのは、BWH以外ではやったことが無かったそうです。
「すぐそこにCTの部屋がありますしね。気軽に行けるのがすごいです」
とのことでした。
※ご紹介したCT画像は、すべて3D Slicerのサンプル画像であるため、ブログ掲載に関する倫理上・法律上の問題はありません。




ピンバック: トランスレーショナル・デザイン・リサーチ | Translational Design Research
ピンバック: トランスレーショナル・デザイン・リサーチ1 | Translational Design Research
ピンバック: オープンソースの秘密 | Translational Design Research
ピンバック: NBA観戦 ユタ・ジャズ vs ダラス・マーベリックス 1 | Translational Design Research
ピンバック: NBA観戦 ユタ・ジャズ vs ダラス・マーベリクス 1 | Translational Design Research
ピンバック: インタビュー結果3:トランスレーショナル・デザインの秘訣 | Translational Design Research